気になるニュースを見掛けたので紹介させていただきます。
—
『群馬県 人材確保に向けベトナムと協力』
NHKニュースサイトより引用
(http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170217/k10010879631000.html)
(2月17日 1時13分)
国内での人手不足が深刻化する中、多くの中小企業を抱える群馬県の大澤知事が訪問先のベトナムで、16日、ベトナムの優秀な人材の確保に向けた協力強化のための覚書をベトナム側と締結しました。
ベトナムの首都ハノイを訪れているのは群馬県の大澤知事と地元の企業関係者などで、16日、労働・傷病兵・社会問題省でズアン・マウ・ジェップ副大臣と会談しました。
この中で、大澤知事は、群馬県内の企業でも増えているベトナムからの技能実習生について、「受け入れる側と送り出す側がしっかり連携することが大切だ」と述べ、優秀な人材確保に向けたベトナム側の協力を求めました。
これに対し、ジェップ副大臣も「いい人材を送り出すためにも、実習生にとってよりよい環境をつくってほしい」と応じ、優秀な人材の確保に向けた協力強化のための覚書を締結しました。
日本の企業で働く外国人労働者の数は、国内で人手不足が深刻化する中、去年初めて100万人を超え、中でもベトナムからの技能実習生は7万人を超えるなど、ここ数年で急増しています。
群馬県は、受け入れた実習生への技術指導など、人材育成に積極的に取り組むことで、より優秀な人材を受け入れたいとしています。
大澤知事は「技能実習生については県内の中小企業から多くの要望がある。受け入れた人材の育成にもしっかりと取り組んでいきたい」と話していました。
—
平成28年1月の群馬労働局の発表によると、平成27年10月末現在で群馬県内の外国人労働者は20,438人(前年比12.9%)・外国人労働者を雇用する事業者数は2,731事業所(前年比9.7%)で、ともに過去最高となっています。
経済活動を支える為には優秀な人材の確保が不可欠ですが、ここ数年の有効求人倍率の高止まりが示すように日本国内の人手不足は深刻なものです。
技能実習生をはじめとした外国人労働者を採用する事業者数の増加は、当然の流れと言えるかもしれません。
今回の覚書は、その現状を行政も正確に捉えてバックアップしていく姿勢の現れと感じました。